デザインって設計ってことがあまり理解されてない

地方に行くとデザイナーは何でも屋になる、というのは共通した話。なにも私だけの悩みではない。フライヤーからパンフレット、Web制作からライティングまでやることになってしまう。しまいには商品デザインやバスの絵を描けとか。ナメてるとしか言いようがない。

いや私フロントエンドエンジニアですけど?と言ってもしょうがないのだ。
逆にそういうプログラムをあっさり作ってしまっても感謝のかの字もない。

見てるものは表面だけです。

「俺、センス無いから全部任せるよ。」というセリフはよく聞くのですが、これ最低のオーダーですよね。センスとかどうでもいいから、理由・目的・ゴール・コンセプト・ターゲット・理想・今後の展開など話すことなんていくらでもあるはず。それを表現するのが私の仕事。できるだけ望んでることを汲み取って、リアルなニーズを分析してそれに合った方向にもっていく。

このクライアントが望むことがミーハーな感覚だったりするといろいろ大変なんだけど、そこを上手く説得していくのも仕事だとは思ってます。とはいえ聞かない人は聞きません。
だから↓ちょうど同じ分量というよりは、現実的なニーズ寄りで作り込んでいきます。

やりたいことをやりたいように表現するのはアーティスト(芸術家)。分かってくれる人だけが分かってくれればいいというスタンス。
デザインはそんなわけにはいかない。見やすさ、使いやすさ、探しやすさ、そして手軽に感動してもらったり、アクション(行く・買う)に結びつくようにしかけていく。
当たり前だよね、家建てるのに設計士の好みで派手な色とか実用性のないものにされちゃ困るわけで。

だからネットやTV、新聞でチラ見しただけの情報で依頼してくるクライアントってのはとても苦手です。。先日、「おれ、理由はどうでもいいと思ってる」って開き直られて絶句ですw 思いつきを実現するっていうのもまた、TVで見かけて感化されてるだけなのだ。
それは人の勝手だけど、デザイナーにやらせるのは依頼ではなく侮辱行為でしかないよ。

理由のないもの・・・ゴミの創出の手伝いやってる自分が情けなく成り下がってく葛藤に耐えるという仕事の契約はしてないんだけどなー。